小1で、英検5級に合格した際にやったことを健忘録を兼ねてまとめたいと思います。これから受験を検討されている方のお役に立つ情報が少しでも提供できればうれしいです。
英検5級の概要
英検5級は、筆記試験25分 リスニング約20分の合計45分の試験になります。
〈英検5級の試験内容〉
- 筆記(リーディング):25問/25分
- リスニング:25問/20分
- 必要単語数:300~600語
- 出題トピック:学校や家庭、電話、道案内や旅行、趣味
リスニングは比較的簡単なので、リーディングでどれだけ点数を取れるかが重要になると思います。
準会場を探して申し込み
英検の受験には、本会場と準会場という2種類の会場があります。本会場は、いわゆる大学の講堂や私立中学校の教室などになるのですが、申し込み時点で場所を選ぶことはできません。準会場で一般受験の受け入れを行っている会場であれば、比較的少人数の教室の塾などで小さい子どもでも落ち着いて受験できる可能性が高いため、家の近所の準会場を探して問い合わせをしました。
しかし、英検のHPで「外部生を受け入れ可能な準会場団体一覧」として掲載されている塾などでも、問い合わせて見ると実際には塾に通っている生徒のみ受け入れしているという所が複数ありました。
最終的に、自宅からは少し遠いですが、塾生以外の外部生も受け入れている準会場の塾を見つけて、我が家は申し込むことができました。
私は英検の試験監督のアルバイトもしたことがあるのですが、本会場になると、大学の講堂などで、最近は小さなお子様もいらっしゃるものの、大多数は大人や高校生などのため、小さい子どもにとってはとても緊張してしまう環境だと思います。
お子様にもよると思いますが、もしお近くに外部生の受け入れを行っている準会場があれば、準会場での受験の方が子どもが落ち着いて試験を受けられる可能性が高いように思います。ちなみに受験料も準会場の方が割安に設定されていました。
単語(Sight word)を学ぶために利用したゲーム
英検の申し込みをして、いざ受験の勉強を始めて気づいたこと・・・。
息子は耳から英語を聞き取ることは比較的できるのですが、単語を読むことが全くできませんでした。。
小さい時から絵本を読んだり、DVDを見たり、オンライン英会話をして、少しずつ英語に触れる生活をしていたため、少しは読めるのでは、勝手と思い込んでいたのですが、全く読むことができず・・・(読むための勉強を全くしていなかったので当たり前なのですが^^;)これは全くの盲点でした。
英検の問題集を買ってきて、やらせてみると悲しい位全くできませんでした。ただ、問題文と選択肢を読み上げてあげると、かなりの確率で正答することができました。
言語習得は、「聞く」→「話す」→「読む」→「書く」の順番だと以前習ったので、リスニングばかりに注力してしまっていたのですが、ここで読む力も付けなければと思うきっかけになり、そういった意味でもこのタイミングで英検を申し込んで良かったと考えることにして、まずはSight wordsを読めるように練習することに重点を置くことにしました。
「Sight words」とは、「子どもが見た瞬間に認識できるようにしておくべき基本単語」で、要は生活していく上で必要最低限な認識しておくべき単語ということになります。
最初は単語帳を買ってきてひたすら単語を覚えさせようとしましたが、案の定、息子は全くやる気を出してくれませんでした。
そこで、Sight wordsを覚えるためのいくつかのゲームを購入し、家族でゲームをしながら単語が読めるようになるようサポートする作戦に変更しました。
利用してかつ効果的だったと思うゲームは
「Sight words swat」→虫の背中に単語が書いてあり、読み上げた単語を付属のハエたたきで叩いて取得するゲーム
「AGO」(UNOの英語学習バージョン)→ルールはUNOとほぼ同じなのでわかりやすいです。こちらはフォニックスの勉強にもなるのですが、飽きないようにセットで購入して利用しました。
「ラーニング リソーシズ(Learning Resources) 英語教材 ポップゲーム サイトワード」→カードを引いて単語を読むゲームなので自然に単語を読むことができるようになってきました。
READY, SET, EIGO! Card Game 「レディー、セット、エイゴ! カードゲーム」
我が家では主に上記4つのゲームをしながら、なかなか覚えられない単語については単語帳を作成し、時間が空いた時に練習していました。試験直前には単語帳も自分で書いてもらったのですが、自分で書いて作成した単語帳の方が息子的にも覚えやすかったり愛着がわいているようでした。
英検5級、合格のために使用した問題集
小1息子が利用した問題集は下記2冊でした。
私の希望として、英語を勉強としてとらえずにできれば楽しんでもらいたいという気持ちが強かったので、あまり勉強としての文法はやらないことを意識していました。
その意味でも下記2冊のテキストは、子どもがとっつきやすい問題集でとても良かったと思います。
ちなみに下記2冊をやったとは言え、最後まで完了した訳ではなく・・・両方をかじった程度というのが正しいかもしれません。それでも充分に効果を発揮してくれたと考えています。
「小学生のための はじめての英検5級」(学研プラス)
「英検5級 を ひとつひとつわかりやすく」 (学研英検シリーズ)
マークシートの色塗り練習
英検の公式サイトには、過去3回分の過去問があり、ダウンロードすることができるようになっています。回答用紙もダウンロードできるので、併せてダウンロードして練習することをお勧めします。
試験直前にマークシートの色塗り練習をかねて過去問を少しやってみましたが、やはり慣れていないためか、いつの間にか回答欄を一つ飛ばしてずれていて・・・という感じでした。
本番ではゆっくりでいいので、回答する箇所があっているかを必ず確認してね、と伝えるようにしました。また、マークシート方式なので、書き直す際にちゃんと消しゴムで消さないとエラーとなってしまいます。途中で間違いに気づいて書き直す際に、きちんと前の回答を消していないことが何度かあったので、そこも気を付けるように言い聞かせました。
モチベーションを上げるためのご褒美
英検5級を申し込んだものの、、、親は必至に取り組み始めたものの、本人は全くやる気を見せてくれず・・・という日々が続きました。
そこで、我が家ではご褒美方式と言いますか…合格したら「〇〇」を買ってあげる!という形で、本人のやる気を引き出すことにしました。(教育的にはあまりよろしくないかもしれませんが・・うちではこれが効果的でした!)
試験の結果
息子にとって英検5級は、まだ難しかったようで、試験後に本人は全くできなかったと言っていたので、「1回で合格するのは難しいと思うからまた頑張ろうね!」と声掛けをしていました。
ところが結果を見たところ、、リスニング満点、リーディング半分ほどの点数で合格でした!
幼少期からやっていたおうち英語の効果で、リスニングパートができていたので、リーディングがあまりできなくても何とか合格することができたようです!
今後の目標
今回、英検5級に合格することができて、息子の自信にもつながったと思います。
英語はコニュニケーションの手段なので、試験に重点を置きたくないという気持ちがあったのですが、実際に受験してみたら、それに向けて勉強することで苦手な部分に気づけたり、また、自然と毎日英語に触れる習慣を作ることができました。
リスニングは比較的得意なことがわかったので、今後はオンライン英会話等でアウトプットの機会を増やし、また、読める英単語を増やすためにゲームやアプリでSight wordの学習は続けていきたいと思いました!
そして、もう1つ大切なこと。息子にとっては自分ばかりが勉強されられているという気持ちがあったようなので、私自身が英語を勉強する姿をあえて見せることを今後はより一層気を付けていきたいと思いました。私がDuolingoアプリをやっていたり、テキストをやっていると「俺も俺も~」と横取りしに来るので(笑)、そこを見越してあえて自分自身も勉強していこうと思いました。
私自身は、TOEICの勉強は大人になってからやっていたのですが、英検は高校生以来?のような気がするので、今後は私も英検まずは準1級取得を目指して勉強したいと思います。やりなさい!と言うばかりではなく、一緒に頑張るという姿勢を見せることで少しでも前向きに英語学習に取り組んでくれたら嬉しいなと思っています。
コメント