小学生の英検4級合格対策

英語学習

 

英検4級の受験内容

4級の試験は、筆記試験35分、リスニングテスト約30分の合計約65分です。筆記試験の回答は全てマークシートで、スペルを書くような問題はありません。

試験中は1時間以上、静かに座っていなければいけないため、小学校低学年のお子様は、まずはそこがネックになるかもしれません。(ちなみに我が家の心配事は英語以前に試験中静かに座っていられるか、でした。)

出題内容は中学中級程度、単語数は約1300語レベルと言われています。

筆記試験は合計35問(35分)

  • 問1  15問 空所に入る語句を選ぶ
  • 問2  5問 空所に入る英文を選ぶ
  • 問3  5問 語句の並べ替え
  • 問4  10問 長文読解

5級の時にはなかった長文問題があるため、こどもにとっては少し難しく感じるようでした。長文は3つ出るので、文章が読めるように単語の読み方を練習しておく必要がでてきます。過去問を確認したところ、長文の3つのうち、最初の2つは比較的簡単で短い文章、最後の長文は長めで難しい目の文章のことが多いようです。

リスニングテストは30問(約30分)

  • 第1部 10問 会話の応答を選ぶ(イラストから選択)
  • 第2部 10問 対話文の質問に答える(文章を選択)
  • 第3部 10問 やや長い英文とそれについての質問から答えを選ぶ(文章を選択)

第1部はイラストから選択するため、子どもでも簡単に点が取りやすいです。第2部、第3部については単語を読む力も必要になるため難易度が少し上がります。ですが、全体的に見て、筆記試験に比べてリスニングテストの難易度は低めのため、子どもが受験する場合はリスニングで点数を稼ぐことが重要になってきます。

小学生におすすめの英検4級の申し込み方法

英検の受験は、大学の講堂などでの本会場と、塾などの準会場があります。お子様の受験の場合、私は準会場をおすすめします。準会場ですと、塾や公文など小さめの教室の中で少ない人数での受験になりますので、小さなお子様でも比較的落ち着いて受験できる可能性が高いと思われます。

英検のホームページに、「一般受験者受け入れ団体一覧」が掲載されていますので、お近くの会場に問い合わせて直接申し込みをするのがいいかと思います。

小学生の英検4級受験対策 リスニング編

子どもの英検受験では、リスニングパートでどれだけ点数を稼げるかが重要です。なぜなら筆記試験のパートに比べてリスニングパートの方が圧倒的に難易度が低いからです。

ただしリスニングについては英検のための準備というより、日々英語を聞く環境の方が大切だと思います。絵本の読み聞かせ、動画、DVDなどでもいいので小さいうちはできるだけ英語を聞く環境を与えることが大切です。

とはいえ、英検の問題にも慣れておく必要がありますよね。

そこで、我が家では下記アプリを使っています。

「英検リスニングマスター 5級4級(WAO CORPORATION)」

ステージモードが50回分あるので、試験の2か月前には初めて毎日5問ずつやっていくことで問題の形式に慣れておくことができると思います。あとは時間のある時に過去問をやってマークシートの塗り方を練習しておく必要があります。

ちなみに我が家の息子は英検5級の受験の際には、こちらのアプリのみでリスニング満点を取ることができました。

英検4級は過去問をやったところ、90%の正答率を得ることができています。

小学生の英検4級受験対策 筆記試験編

小学生が英検4級を受験する場合、問題になるのがこちらの筆記試験の方だと思います。4級になると、過去形、未来形、比較級、など文法的な理解が必要な問題も出てくるため、感覚的に英語を学んでいる子ども達にとって筆記試験は難しく感じる可能性があります。

そのため、最低でも1冊は試験対策用の問題集をやっておく必要があると思います。

我が家では下記の問題集1冊をやりました。

「英検4級 を ひとつひとつわかりやすく。 (学研英検シリーズ)

絵が豊富で説明が子どもにもわかりやすいようでした。ただ、1点、漢字にふりがながふっていないのは難点でした。

漢字にふりがながふってある問題集が希望の場合は、下記がよろしいかと思います。

小学生のためのよくわかる英検4級合格ドリル 4訂版 (旺文社英検書)」

こちらは小学生向けなこともあり、 漢字にもふりがながふってあるので小学生でも1人で勉強することが可能だと思います。

また、必要とされる単語が1300語と言われており、子どもにとっては日常的にあまり使わない単語も沢山でてきます。そのため、単語帳、単語カードを使って、語彙力を増やしておく必要があります。

ゲーム感覚で単語を学びたい時には、「サイトワードスワット」をいうゲームをするのもおすすめです。専門の商品も販売されていますが、手持ちの単語カードでも応用可能です。

筆記試験パートは子どもにとっては難しいので、我が家では40~50%の正答率を目標に設定しています。とはいえ、4択問題なので、適当に回答しても計算上25%は取れる可能性があります。リスニングの出来次第ですが、最低40%の正答率があれば合格の可能性が高まります。

英検の受験対策で気を付けたいこと

英検を受験することで、親子で目標ができ、目標に向かって頑張る良い経験になる!と、思う反面、、おうち英語で楽しく英語をやってきた子どもにとっては、英語が「楽しいもの」から「勉強」に変わってしまい、英語が嫌いになるきっかけになる可能性もあります。

我が家では文法の説明などは極力少なくして、回答欄が埋まったら音読する、という形で、できるだけ感覚で覚えてもらうことに注力しました。誤った回答を入れて文章を読むと何だかおかしい!という感覚はあるようなので、正解、不正解、両方あてはめて読んだりしています。

小学生は毎日の宿題もあるので、それに加えて英検の勉強ができた日は褒める!

合格したらご褒美を約束。不合格だった場合も挑戦したことへの参加賞(簡単なもの)をあげることにする。

とにかく英検を受験することで自分にとってプラスになる、という感覚が持てるように気を付けています。

英検受験の経験が、子どもの英語への興味が高まるきっかけになってくれたらいいなと思っています!

コメント

タイトルとURLをコピーしました